石灰岩について

石灰岩とは

石灰岩とは

石灰岩は名前の通り石灰(炭酸カルシウム)が堆積して固まったものです。不純物などにより様々な色を呈します。石灰岩に含まれる炭酸カルシウムの由来は、

  • 貝類、珊瑚、および石灰藻などのような炭酸カルシウムを含む生物が堆積したもの
  • 大気中の二酸化炭素が水中のカルシウムイオンと結合し堆積したもの

と言われています。この状態のまま押し固められたものがライムストーンであり、ここからさらに地熱などによる熱変性を起こして結晶化したものが大理石(結晶質石灰岩)です。化学的性質は大理石もライムストーンもほぼ同様ですが、構造に起因する物理的性質が多少異なっています。

石灰岩に共通した特徴

酸に弱い

石灰岩の主成分は炭酸カルシウムであるため、酸によってカルシウムイオンと炭酸ガスに分解されます。

酸に弱い

石灰岩の艶呆けの多くは酸によって表面が溶かされたことに起因します。酸を含む液体や飲料(柑橘系のジュース、ワイン、コーヒーなど)により容易に傷み美観が損なわれます。また、雨ざらしになっていると酸性雨の影響で徐々に艶が失われていきます。

化学的に不活性

石灰岩は主成分が炭酸カルシウムであるため、酸には弱く容易に反応・分解するという性質がある一方で、他の化合物と化学結合を形成しない不活性な性質を持っています。特に炭酸カルシウムの含有率が高い大理石ではその性質が顕著です。

柔らかい

大理石はモース硬度で3に当たります。モース硬度3は「硬貨などで何とか傷をつけることが出来る」と表現されていますが、実際には鋭利なものや金属類などのちょっとした接触でも傷をつけてしまう場合があります。特に高度に研磨された大理石ではそれが顕著です。

大理石とライムストーンの相違点

構造

大理石とライムストーンはどちらも主成分が石灰岩ではありますが、自然界における生成工程が異なっていることから、両者では構造が大きく異なっています。
大理石は堆積した石灰により生成した石灰岩が熱により変性して結晶化したものであり、緻密な構造になっています。

一方でライムストーンは、部分的には結晶を形成していますが、大理石ほど緻密な構造にはなっていません。モース硬度で言えば両者は共に硬度は同一ですが、大理石ほど緻密ではない分ライムストーンの方がもろくて割れやすい石材と言えます。

吸水性

大理石は熱変性によって緻密に結晶化しているため吸水性がほとんどありません。
一方ライムストーンは、表面研磨の度合いにもよりますが、大理石ほど緻密な構造になっていないため吸水性があります。

艶の落ちた大理石・ライムストーンを復元するには

艶の落ちた大理石・ライムストーンを復元するためには研磨するしか方法はありません。研磨後のこれら石材は非常に痛みやすくなっていますので、出来るだけ早く表面を保護することをお勧めいたします。

大理石・ライムストーンの洗浄には

大理石を洗浄する場合、酸系の洗剤を使うと艶呆けを起こしてしまうため使用してはいけません。弊社には大理石洗浄用のアルカリ系洗剤およびシミ抜き用洗剤をご用意しております。

大理石・ライムストーンのコートには

大理石のコートは浸透タイプではなく塗膜タイプのコート剤を選択するのがベストです。弊社では目に見えない大理石の小傷に入り込むことで定着性を上げたコート剤を用意しております。
ライムストーンには浸透タイプのコート剤を塗布することで耐久性が大幅に向上します。さらに浸透タイプのコート剤の上から塗膜タイプのコート剤を施工することで、美しい状態を長期にわたって保つことが出来ます。

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