各種試験データ

石材・タイル・レンガを用いたコート剤各種テスト

テスト項目及び試験方法

1. 吸水防止試験

石材劣化の最大の原因である吸水をどれだけ低下させることが出来るかを評価します。

  • 石材をコートに1分間浸し、取り出してから10分間静置した。
  • 石材に吸収されなかったコートを綺麗なウエスで拭き取った。
  • それぞれ室温にて1週間養生してからテストに使用した。
  • 養生後のサンプルの重量を測定し、これを初期状態とした。
  • 下図のようにコートを塗布したサンプル版を50 mmの水圧がかかるようにセットした。

吸水防止試験

  • 経時的にサンプル版を取り出して表面の水分を拭き取り、重量を測定することで石材の吸水率を算出した。

2. 吸い上げ防止試験

石材の裏面からの吸水をどれだけ抑制出来るかを評価します。

  • コート剤塗布は刷毛を使用して塗布を行い、5分放置してから再度塗布を行いそのまま放置した。
  • それぞれ室温にて1週間養生してからテストに使用した。
  • 石材を赤インクで着色した吸い上げ試験液に裏面を浸した。
  • 経時的に表面を観察した。

3. コートの浸透性試験

コート剤が石材に対してどれだけ浸透しているかを目視で評価します。

  • 各種コート剤を飽和状態になるまで塗布し、これを3回繰り返した 。
  • 10分間静置してから表面に付着している余分なコートを綺麗なウエスで拭き取った。
  • 48時間の養生を行った。
  • 石材を圧力カッターでカットし、赤インクで着色した吸い上げ試験液に裏面を浸した。
  • 吸い上げ試験液の遮断層の厚みを測定した。

吸い上げ試験液

リン酸水素二ナトリウム9 gを500 mlの水道水に溶かして0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液でpHを12.5に調整し、水道水を加えて全体を2 Lとした。更に、10 gの硫酸ナトリウムを加えて良く攪拌し溶解させ、水性赤インクを混ぜた。これを吸い上げ試験液として試験に用いた。

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G343 御影石(バーナー仕上げ)

1. 吸水防止試験

御影石|吸水防止試験

バーナー仕上げの御影石は、御影石の中でも高い吸水性を示します。弊社のコート (OXC-330およびOXC-341) は他社製品と比較して高い吸水防止効果を御影石に付与することが示されました。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-330 ③OXC-341

吸い上げ防止試験

吸い上げ防止試験

弊社コート剤を塗布した御影石は30日経過後も裏面からのアルカリ液の吸い上げが観察されませんでした。

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-330 4~5
OXC-341 5~6

弊社コート剤を塗布することにより、御影石表面から内部にかけてコート剤の浸透層が確認されました。このコート剤の浸透層が表面からの汚れや裏面からの吸水を強く抑制します。

ライムストーン(モカクリーム)

1. 吸水防止試験

ライムストーン(モカクリーム)|吸水防止試験

モカクリームは石灰岩の中でも特に吸水性の高い石種です。弊社のコート (OXC-341) は他社製品と比較して高い吸水防止効果をモカクリームに付与することが示されました。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-341 ③他社品10S ④他社品FS

吸い上げ防止試験

吸い上げ防止試験

弊社コート剤を塗布した御影石は30日経過後も裏面からのアルカリ液の吸い上げが観察されませんでした。

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-341 3~5
他社品10S 0
他社品FS 0

弊社コート剤を塗布することにより、モカクリーム表面から内部にかけてコート剤の浸透層が確認されました。このコート剤の浸透層が表面からの汚れや裏面からの吸水を強く抑制します。

大理石(ビアンコ)

1. 吸水防止試験

大理石(ビアンコ)|吸水防止試験

大理石自体は吸水性の高い石材ではありませんが、ビアンコは大理石の中でも比較的吸水性の高い石材です。弊社のコート (OXC-341) は他社製品と比較して高い吸水防止効果を付与することが示されました。いずれのサンプルも吸水率が減少傾向にありますが、これは大理石が水中崩壊を起こしたためです。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-342 ③他社品10S ④他社品FS

吸い上げ防止試験

吸い上げ防止試験

弊社コート剤を塗布したビアンコは30日経過後も裏面からのアルカリ液の吸い上げが観察されませんでした。

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-342 5~7
他社品10S 0
他社品FS 0

弊社コート剤を塗布することにより、ビアンコ表面から内部にかけてコート剤の浸透層が確認されました。このコート剤の浸透層が表面からの汚れや裏面からの吸水を強く抑制します。

タイル(二丁掛けタイル)

1. 吸水防止試験

タイル(二丁掛けタイル)|吸水防止試験

二丁掛けタイルは吸水性の高い建材です。弊社のコート (OXC-342) は他社製品と比較して高い吸水防止効果を二丁掛けタイルに付与することが示されました。弊社コート剤は天然石材だけで無くタイルのような建材にも適用できます。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-342

吸い上げ防止試験

吸い上げ防止試験

弊社コート剤を塗布した二丁掛けタイルは30日経過後も裏面からのアルカリ液の吸い上げが観察されませんでした。

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-342 12~15

弊社コート剤を塗布することにより、タイル表面から内部にかけてコート剤の浸透層が確認されました。このコート剤の浸透層が表面からの汚れや裏面からの吸水を強く抑制します。

素焼きレンガ

1. 吸水防止試験

素焼きレンガ|吸水防止試験

素焼きレンガは非常に吸水性の高い建材です。弊社のコート (OXC-342) は他社製品と比較して高い吸水防止効果を素焼きレンガに付与することが示されました。弊社コート剤はタイルの他に素焼きレンガのような建材にも適用できます。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-342

吸い上げ防止試験

吸い上げ防止試験

弊社コート剤を塗布した素焼きレンガは30日経過後も裏面からのアルカリ液の吸い上げが観察されませんでした。

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-342 7~8

弊社コート剤を塗布することにより、タイル表面から内部にかけてコート剤の浸透層が確認されました。このコート剤の浸透層が表面からの汚れや裏面からの吸水を強く抑制します。

モルタルを用いたコート剤各種テスト

テスト項目及び試験方法

モルタル(ISO)(R 5201(10.4))に対し、比較要請を頂いた当社コート剤と他社コート剤を下記選定しました。

    成分 製造
無塗布 - - O-
OXC-FD(366) シリカ系吸水防止剤 自然色 OSHIROX
OXC-FD(344) シリカ系吸水防止剤 自然色 OSHIROX
OXC-341 シリカ系吸水防止剤 自然色 OSHIROX
OXC-FD(366)+US-8 シリカ系吸水防止剤+自然色塗膜 自然色 OSHIROX
他社製品A シラン系吸水防止剤 自然色 他社製品
他社製品B 硅酸塩系コート剤 自然色 他社製品
他社製品C 硅酸塩系コート剤 自然色 他社製品
OXC-W89 硅酸塩系コート剤 自然色 OSHIROX
OXC-W102 硅酸塩系コート剤 自然色 OSHIROX

テスト項目および試験方法

1. 吸水防止試験

モルタル劣化の最大の原因である吸水をどれだけ低下させることが出来るかを評価します。

  • OXC-FD(366)、OXC-FD(344)、OXC-341、他社製品A、他社製品B、他社製品C、OXC-W89、OXC-W102は、刷毛を使用して塗布を行い、5分放置してから再度塗布を行いそのまま放置した。
  • FD(366)+US-8は、OXC-FD(366)を塗布してから一昼夜放置してから刷毛を使用して塗布を行い、5分放置してから再度塗布を行いそのまま放置した。
  • それぞれ室温にて1週間養生してからテストに使用した。
  • 養生後のサンプルの重量を測定し、これを初期状態とした。
  • 下図のようにコートを塗布したサンプル版を50 mmの水圧がかかるようにセットした。

吸水防止試験

  • 経時的にサンプル版を取り出して表面の水分を拭き取り、重量を測定することでモルタルの吸水率を算出した。

2. コートの吸い上げ防止試験

石材の裏面からの吸水をどれだけ抑制出来るかを評価します。

  • OXC-FD(366)、OXC-FD(344)、OXC-341、他社製品A、他社製品B、他社製品C、OXC-W89、OXC-W102は、刷毛を使用して塗布を行い、5分放置してから再度塗布を行いそのまま放置した。
  • FD(366)+US-8は、OXC-FD(366)を塗布してから一昼夜放置してから刷毛を使用して塗布を行い、5分放置してから再度塗布を行いそのまま放置した。
  • それぞれ室温にて1週間養生してからテストに使用した。
  • モカクリームを赤インクで着色した吸い上げ試験液に裏面を浸した。
  • 経時的に表面を観察した。

3. コートの浸透性試験

コート剤がモルタルに対してどれだけ浸透しているかを目視で評価します。

  • 各種コート剤を飽和状態になるまで塗布し、これを3回繰り返した。
  • 10分間静置してから表面に付着している余分なコートを綺麗なウエスで拭き取った。
  • 48時間の養生を行った。
  • モルタルを圧力カッターでカットし、赤インクで着色した吸い上げ試験液に裏面を浸した。
  • 吸い上げ試験液の遮断層の厚みを測定した。

吸い上げ試験液

リン酸水素二ナトリウム9 gを500 mlの水道水に溶かして0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液でpHを12.5に調整し、水道水を加えて全体を2Lとした。更に、10gの硫酸ナトリウムを加えて良く攪拌し溶解させ、水性赤インクを混ぜた。これを吸い上げ試験液として試験に用いた。

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モルタル

1. 吸水防止試験

モルタル|吸水防止試験

OXC-FD (344) を塗布した場合において、無塗布のモルタルと比較して4分の1程度まで吸水率が低下し、最も低い吸水率を示しました。ついでOXC-FD (366)、OXC-341、およびFD(366)+US-8が同程度の吸水率を示しました。

一方で水系のコート剤である他社製品A、他社製品B、OXC-W89およびOXC-W102は30日後の吸水率は無塗布のモルタルと比較しても吸水率が同程度であり、吸水防止効果はあまり期待できないと考えられる。また、他社製品Cにおいては無塗布のモルタルよりも高い吸水率を示したため、形成した塗膜自体が水を吸収していると考えられました。

2. 吸い上げ防止試験

①無塗布 ②OXC-FD(366) ③OXC-FD(344) ④OXC-341 ⑤OXC-FD(366)+US-8 ⑥他社製品A ⑦他社製品B ⑧他社製品C ⑨OXC-W89 ⑩OXC-W102

スタート
吸い上げ防止試験

吸い上げ用標準液に漬けて30日後の状態
吸い上げ防止試験

無塗布品、他社製品A、他社製品B、他社製品Cは、浸漬1日後に吸い上げが生じ表層に濡れ色や赤インクの吸い上げが確認されました。その後進行が続き、1週間後に硫酸ナトリウムの結晶が表層に確認されました。

FD(366)+US-8 は、浸漬1日後に立ち上がりから吸い上げが生じ表層に濡れ色を呈し、1週間後に赤インクの吸い上げが確認され2週間後に硫酸ナトリウムの結晶が表層に確認されました。

W89及びW102は、2週間後に立ち上がりから吸い上げが発生し3週間後に硫酸ナトリウムの結晶が表層に確認されました。

FD(344)は、3週間後に立ち上がりから吸い上げが発生し1か月後に硫酸ナトリウムの結晶が表層に確認されました。FD(366)及び341は、30日間経過しても吸い上げは確認されませんでした

3. コートの浸透性試験

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-FD(366) 5~7
OXC-FD(344) 3~4
OXC-341 8~12
OXC-FD(366)+US-8 6~8
他社製品A 0
他社製品B 0
他社製品C 0
OXC-W89 0
OXC-W102 2~3

疑似灰汁のアルカリ液を使用して各種コート剤の浸透性を確認した結果、OXC-FD(366)、OXC-FD(344)、OXC-341、およびOXC-FD(366)+US-8は良好な結果が確認されました。

一方で水系のコートである他社製品A、他社製品B、他社製品C、OXC-W89は浸透層が確認できませんでしたが、OXC-102Wでは浸透層が観察されました。

4. コート剤塗布後の色相の変化

①無塗布 ②OXC-FD(366) ③OXC-FD(344) ④OXC-341 ⑤OXC-FD(366)+US-8 ⑥他社製品A ⑦他社製品B ⑧他社製品C ⑨OXC-W89 ⑩OXC-W102

コート剤塗布後の色相の変化

【考察】モルタルは水に濡れることによってアルカリを発現し、これが空気中の二酸化炭素と反応することで白華現象が起こり、美観を大きく損なってしまいます。この様なトラブルの改善策として弊社および他社製品のコート剤をモルタルに塗布し、灰汁に似せたアルカリ液を使用したエフロレッセンスの発生防止に効果があるかどうか確認を行いました。その結果、②OXC-FD(366)、③OXC-FD(344)、④OXC-341、⑤OXC-FD(366)+US-8、および⑩OXC-W102がその効果がある事が確認されました。

コンクリートを用いたコート剤各種テスト

吸い上げ試験液

リン酸水素二ナトリウム9 gを500 mlの水道水に溶かして0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液でpHを12.5に調整し、水道水を加えて全体を2Lとした。更に、10gの硫酸ナトリウムを加えて良く攪拌し溶解させ、水性赤インクを混ぜた。これを吸い上げ試験液として試験に用いた。

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コンクリート

コートの浸透性試験

コンクリート板を吸い上げ用標準液の中に一ケ月間漬けていた石材を取り出し、圧力カッターにて表面からカットし、再び吸い上げ用標準液に漬け、吸い上げ液の浸透遮断層を計測しました。

①無塗布 ②OXC-330 ③OXC-342 ④OXC-W102

コートの浸透性試験

  試験品目 浸透遮断層の厚み(mm)
無塗布 0
OXC-330 4~5
OXC-342 5~6
OXC-W102 2~3

汚れ落とし試験

通常で考えられる石材への汚れの付着を再現するために、コート塗布および未塗布の御影石に以下の様な飲食物を滴下し、汚れを再現しました。汚れを滴下した後に1時間放置しました。その後日常メンテナンスを想定し、中性洗剤にて洗浄しました。洗浄後再び汚れを付着、中性洗剤での洗浄を5回繰り返しました。

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汚れ落とし試験

①醤油 ②ラー油
③ドレッシング ④コーヒー(約60℃)
⑤ケチャップ ⑥ソース(ウスター)
⑦ジュース(オレンジ100%) ⑧コーラ
⑨レモン(絞り汁) ⑩アイスクリーム
⑪食用油に浸した天ぷら ⑫焼き肉のタレ

汚れ落とし試験

▼ 中性洗剤で洗浄
汚れ落とし試験

▼ 汚れの付着と洗浄を5回繰り返した
汚れ落とし試験

無塗布の御影石は全ての汚れが付着・浸透していたのに対し、弊社コートを塗布した御影石には汚れの付着や浸透は観察されませんでした。

石材・タイル・コンクリート PWO×OSHIROX メンテナンスシステム

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